カンラン 覧|←過|未→ |
せっかく誘ってもらっていたのに実現できなかったネイサンとのお茶。 今日こそはと17:15過ぎにこっちから電話を入れることを決意して 午後の頭をそのことでいっぱいにしていたら 「今日はどう?」とメールが届いた。 日頃自分からあんまり人を誘うことのない私。 一杯になってた頭がプスンと音を立てて,ほぅっと脱力したのをじんわり感じた。 とりあえずのメールを返しておいて, 計画通りに17:15ちょっと過ぎの電話で場所を決めた。 ちょっと仕事が長引くというネイサンをカフェで待つ。 喫煙席でメニュウをぱらぱらしていて ああ,そういえば・・・と遅ればせながら自分が禁煙してることに気付かされた。 そうこうしているうちに現れたネイサンと いまどき兄弟でもしないような注文をしてから 仕事のことやらそれ以外のことについての近況報告。 出会ってからというもの, 私にとって好ましい距離を保ちながらも ずっとそばで心地よい場所をつくってくれるネイサンも ようやくつきまとってたみずたまりから本当の意味で抜け出そうとしてる。 まだ手探りかもしれないけれど,今を楽しんでいるようだ。 私を含め,いろんな人が励まされる温かさ。 それゆえに自分で抱え込むものも多いだろうから, 私は時々この人のごみ箱になれてればなぁ,と思うんだ。 抱え込んでたものをぐしゃっとしてぽんと投げてもらえれば, 焼却もするし,ものによったらアイロンかけて返してみたりもする。 自分まわりを完全に共有していないからこそ可能なのかも知れないそんな関係。 いつも思うことだけれど, 転んでも・・・どころか私の上だけを二年という月日が流れていったとしても 最新のリサイクル技術をもってしても 私には到底追いつくことのできない人。 この人は絶対いいばあちゃんになる。 あ。これは私の夢。
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