カンラン 覧|←過|未→ |
どきどきしながら受け取りに行った。 暗いところでも撮ったし, フィルムのセットがうまくできていたのかも謎だったし, 思い返せば思い返すほど写真らしいものを期待すべきではないような気がして, いっそ未現像のままお蔵入りさせようかとも思ったぐらい。 「悲しいお知らせがあります・・・。」と言いにくそうに口を開くラボの人が浮かんでくるよう。 もしくは「あの・・・これ,何だったんですか?」とかそんな感じか。 撮り終えたフィルムをぎゅぎゅっと握り締めて 自分の気持ちの中でこれらマイナス思考の果ての被害妄想を克服(大袈裟だ。)するのには 結構時間が要った。 なんだか自ら率先してとんでもない辱めを受けに行くような気がして。 で,ついに出来上がった写真たち。 16枚撮れるはずが, 私の操作ミス&いつの間にか巻けちゃってた現象により 実際に手元にやってきたのは12枚。 あてにならないと聞いていたストロボくんの予想外の働きっぷりで 暗ぁい室内で撮った写真も何とか許容範囲内。 ややぼんやり気味ではあるけれど,私のお気に入りの一枚になった。 お蔵入りさせなくてよかったよ,ほんと。 これからあちこちで拾い集めた改造方法を実践して改良してくつもり。 ようやく少しずつ長くなってきた陽をカメラ持って楽しむのです。
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