カンラン 覧|←過|未→ |
きっかけは上着をはおらなくてもすむ暖かな季節が来たからだった? よりよい気分転換のため? ようやく持ち上げた重たい腰をあと戻りさせないように努めた? 「職場が嫌いなんよ。だからいつも一旦うちに帰る。」 とさらり言ったあの人のことばもちらり耳によみがえる。 今でもお昼に自転車飛ばしてるんだろうか。 まぁいいや。 どんな理由だろうと, いろんな理由が重なっていようと, 私は外に出ていくようにしている。 ある時はカフェも飲めないくせにカフェで過ごし, 時にはひょいひょいとナンを焼くインド人のお店にむかい, そして週に一度は必ず大好きなベーグルを食べる。 ときどき「アレ最近食べました?」と声かけてくれる子と 並んで階段を降りては2日連続ベーグルが決定したりする。 彼はどうやら私の一日遅れでベーグル気分が訪れるらしいことを発見。 けれどそんなことをいちいち計算に入れていては 自分の素直な欲求が色褪せてしまいそうなので, そして相手の動きを待っているっぽい状態も嫌なので, 気のむくまま,足のむくまま,職場をあとにしている。 一時間のお昼やすみ。 一時間というのは長いのか短いのか。 仕事を始めてからやや消化不良気味なのは動かしがたい事実。 それでも一体いつ休憩がとれるのかわからなかった前の仕事に比べると天国。 現在私のお昼は決まって12時から13時の一時間だ。 そして街に買い物,その他もろもろの用事で出て来ている 一般の人たちのお昼も決まって12時ぐらい。 これまた自然の欲求のなせるわざ。 時間に制限がある人もそうでない人も どういうわけかみんなお昼になるとお腹がすくんだ。 おばちゃん集団の割り込み攻撃によろけて腹を立てたりしながらも ふと「おんなじ生き物なんだなぁ。」なんて人ごとのように思う。 それにしても学生してた頃, 午後の授業がはじまるのをなぁんとなくぼけっと待ってたのよりかは 時計の針の歩みが速くなったような気がしてならない。 時計の針が成長して歩幅が大きくなっていってるみたいだ。 職場のチャイムとパソの時計表示がどんどんずれていっているのがその証拠。 私だけが知ってて,騙されてるふりしてるの。 「いつも昼休みとかって,なにしてるんですか?」のこたえ。 食事をとる以外にこんなことしてます。 考えてます。 ・・・って,ここに書いてもこたえたことにはなってないけどねー。 あぁ,おしゃべりしすぎた気分。
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