カンラン 覧|←過|未→ |
お兄ちゃん? お姉ちゃん? 弟? 妹? 私には弟がひとり。 ちっちゃい頃は,たたかいごっこだとかお人形遊びだとか 何でもかんでも一緒にしてたんですが, おっきくなると自然と違う遊びをするようになりますね。 それぞれ友達関係なんかもできたりして。 たまーにゲームの相手として借り出されたこともありましたが, 私はすぐに死ぬのでかえって足手まといになってしまうし。 強烈ではないですが, 姉妹に対する憧れは今も昔も変わらずこころのどっかに潜んでます。 もちろん,仲がいい姉妹,悪い姉妹,いろいろあるんでしょうけど・・・。 そんな私の一番身近な姉妹。 うちのお母さんにはお姉ちゃんがいて, 見てるとなかなかおもしろい。 お姉ちゃんは妹にすんごい優しくて, 遠い距離を自転車きこきここいでやって来てくれちゃったりする。 私が小学生の頃, 通学路で自転車に乗ったおばちゃんとすれ違うことが何度かあって, もの凄いびっくりしたものです。 こんなに早い時間になんでここら辺にいるの?って。 子供ながらにおばちゃんちと私の家は 自動車でしか行き来できない距離だと思ってたんですねー。 (・・・実際不可能ではないんですが,私は電車に乗りたいと思います。) そんなお姉さんを,私のお母さんは末っ子らしく 「あんたぁ,何しに来たんねー!?」 って迎えるわけです。 そんな姉妹。 このふたりにまつわるエピソードはなかなか笑えるものが多い。 おばちゃんが高校生でうちのお母さんが中学生の頃, おばちゃんはオトメ系キャラでありながらも 岩国放送(米軍の基地があるのでいわゆるホットなナンバーがばんばんかかってたらしい。) 聴いたりしてて, 洋楽にそうとうはまっていたらしい。 もうあのコスチュームだとか,髪型がたまらない!!って ビートルズのポール・マッカートニーにお熱。 テレビにポールが映るというその日, お母さんはお姉ちゃんに呼ばれるままにブラウン管のまんまえに座っていたそうです。 で,ビートルズ登場。 「ぽぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」 お姉ちゃん絶叫。 失神寸前。 何が何だかわからないお母さんはとりあえずかたく三角座りしてたんだけど, 突如, 「早く!早く!ライトォォォォォォ!!」 と最高に興奮した様子でそばに用意してあった電気スタンドを お母さんに持たせてテレビ画面を照らすように指示。 とまどうお母さんをよそに感動の涙を流しながら パチパチ何枚もポールの写真撮影を行ったそうです。 蛍光灯の白い光の帯が上部に映りこんだそのモノクロ写真は 今でもおばちゃんちの納屋にしまってあるという話。 それをいつか絶対見てみたいと思うエスです。 姉妹って,いいなぁ。
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