カンラン 覧|←過|未→ |
残暑を追っかけまわすかのように躍起になった蚊に刺されました。 私も血の通った人間ですから, そりゃ,刺されることもありましょう。 まったく刺されない年というのはないでしょう。 問題は,どこを刺されるか,ということです。 刺すなら普通に腕や脚にしてください。 かゆければ簡単に掻けますし, 薬だって簡単に塗れます。 そう気になりません。 一番やめて欲しいのは顔。 特に目まわりです。 私自身,経験はないのですが, まぶた周辺を刺された人を見て, あれだけはイヤだなぁ・・・と思ったことがあります。 で,今回私は一体どこを刺されたのかというと, おしりに2ヶ所,左の薬指の関節に1ヶ所。 おしり,なかなかぼりぼり掻くわけにいきません。 指の関節,しわのより方に無理があります。 気分悪いです。 刺された状況もまたこにくたらしい。 それは昨夜トイレに入ったときのことでした。 突如おしりにかゆみをおぼえて 「あれ?」 と思い,左手でおしり周辺をさすってから手を戻したところ・・・ 薬指の第二関節が見る見るうちに,ぷくぅ。 からだをめいっぱいひねっておしりを見るとぷくぷくぅ。 2ヶ所刺されて,しかもひょうたん型につながってる。 つまりその蚊は,ほとんど動かずして3ヶ所もの血をごちそうになったわけです。 なんともくやしい。 そもそも人の血を吸うということは, 「人にたたきつぶされても構わない!」 という覚悟を背負って行うものじゃないでしょうか? ちょっと大袈裟だけども。 それなのにこの蚊ときたら! けど・・・たしかにいい手です。 かしこいです。 人目につかない場所を刺し, そこを掻こうとのびてきた手を刺す・・・。 夏が去りつつある季節の晩年めいた蚊にとって 体力温存の点でこれにまさるテクニックがあるでしょうか。 私ももし蚊になるようなことがあれば, ぜひとも覚えておきたいテクニック。 そんなことを考えながら,昨夜はながながとお風呂に入ってました。 あ,言い忘れましたが 結局あのしましまの蚊,たたきつぶしました。 ・・・やっぱり蚊にはなりたくないですね。
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