早瀬の呟き日記

2005年09月20日(火) 純愛でも不純愛でも愛人は愛人

北朝鮮の核廃棄よりも気になる日経新聞の文化面。
にっけいさん、早く戻ってきて〜。

あ、「神狩り」(山田正紀/ハヤカワ文庫)を読了。面白いです。というか、私は好きです。まあ、続編が最近出たことを知っているからこそ「え? ここで終わり?」を許容できたということもありますが・・・でも、「何を描きたいか」がはっきりしていれば、「物語」としてきちんと終わってなくてもまあいいか、と私は思います。最近朝一番に「よく覚えてない」人の文章を読んでいるので、「小説ってこういうもんだよな〜」としみじみ思ってしまった次第。ワープロ世代の作家ならダラダラ書いて2倍くらいにするところを、すっきり仕上げているところも好ましいです。いくつになっても「だって、世の中そうなんだから仕方ない」と割り切れない人にオススメします。

さて、被害者との関係を訊かれました。どう答えればいいのか菊治は困っています。「冬香を(略)愛していた。そして冬香も(略)そんな関係はなんというべきなのか。」
何故困る。
ここでせめて「恋人です」くらい言えれば、まだしも救いがあるものを。
「愛人関係だね」という刑事の言葉に全国ン十万の読者がうなずいたことでしょう。しかしワガママ菊治は不満です。「そんな俗な言葉で二人の関係を片付けるなー」と、思っています。
思ってるだけです。
口には出しません。
ヘタレです。
だもんだから、「もはや逃げも隠れもしない。」なんつっても誰も感動しません。今までダラダラと通報を引き延ばして時間稼ぎをしていたくせに「もはや」とか言っても全然締まりません。
ここは笑うところですよね?先生。
刑事さんに指示されて、冬香の死体と記念撮影。本当にこんなことするの? 「死体を指差してカメラ目線」って、ジュン市先生(仮名)の愉快創作じゃないの? いや、そんなことより「いったい、なんのために、こんな写真を撮らされるのか。これでは、冬香の死をみなに公表しているようなものではないか。」
通報ってのはそういうことだろうがよ。
するってとなにか、お前は「好きでした」とさえ言えば刑事が2人の愛の深さに感動して手を握り(←気持ち悪い)「そうでしたか。あなたは悪くない」とでも言ってくれると思ってたのか。そんな都合のいいキャラ、村上春樹の小説以外にいると思うか。
しかも「いやだ・・・」って何よ?
55歳のオッサンの台詞か?
かわいこぶってどうしよってんだ?
無理やり手錠かけて教育したろか。あ?
という訳で、刑事×菊治のオヤジ受BLにならないことを祈りつつ明日へ続く・・・か?


 < 過去  INDEX  未来 >


琳 [MAIL]