Dance日記帳
モクジキノウヨクジツ


2006年08月18日(金) 猿魔法

此処最近のBGMはMonkey Majikの『Fly』。
懐かしいような、切ないフレーズが好きで好きで。

そう言えば、物心ついた頃から、私は「切ない」ものばかりを追い求めているようだ。
音楽については其程究めている訳ではないので言及はできない。
唯、間奏だったり、サビのフレーズとかが、胸の奥底に届くものが堪らなく好きなのだ。
其れがピアノの場合もあれば、ギターだったり、ヴォーカルだったりもする。

思い出せば、まず一番最初に出会った「切ないフレーズ」はGodiegoの『ガンダーラ』のイントロと間奏だったように思う。
今では想像できないと思うが、バレエ少女だった私は、学校の仲間がジャニーズに夢中の10代であっても、黙々とクラシックを聞いていたのだ。

その後、NY留学直前に出会ったのはAnita Bakerの『Sweet Love』。
ジャズダンスを始めた頃で、ちょうどR&Bに目覚めたのもこの頃。
NYに渡ってからは、それこそ次々と名曲に出会い、その一曲一曲にあの頃の風景や思い出がつまっている。
この時代の思い出の曲を羅列していたらきりがない。

最近になり椎名林檎の「切ないフレーズ」に目覚め、どっぷり浸かりこんでいる現状。
椎名林檎がロックだと勝手に決め込んでいたものだから、彼女のリリカルな曲に出会った時の衝撃は大きかった。
その代表的な曲が「茜さす帰途は照らされども・・・」という曲だ。
切なくて、胸が痛くなるようなピアノのイントロやブリッジを耳にした時に「ああ、此なんだ。」と泣きそうな気分になったのを覚えている。
他にも『メロウ』『落日』などは何度聴いても聴き足りないほどだ。

仕事柄、音楽は好き嫌いなく何もかも聴きまくる。一切の節操もない。
そして、此の様に突然出会うのだ。

さて、次はどんな「切ないフレーズ」の曲に出会うことができるのだろうか。


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