Dance日記帳
モクジ|キノウ|ヨクジツ
夏休みを戴いて、青山のスタジオへレッスンを受けに行く。
タイトなスケジュールを繰り合わせ、たどり着いた青山は「見苦しい浴衣姿の山」。既に襲われちゃったの?と聞きたくなる崩れた胸元や、バカボンの家族?と聞きたくなる矢鱈と短い裾、そして、原型をとどめてない帯。 もしょもしょのお端折りに、ダーツたっぷりの背中心、学ランにも負けない抜けていない衿。しまいには尻尾のようにはみ出て垂れ下がった腰紐に、ストラップヒールの足元。 どんなに目を覆っても、飛び込んでくる惨事の数々。
わけがわからなくても、とりあえず「日本の夏」をエンジョイするべく、纏ってみた浴衣。 結果がどうであれ、日本文化のひとつを若者たちが楽しむのは悪くはないと思うのだが。和装の楽しさを浴衣からスタートしてもらうのも嬉しいのだが。 せめて、最低のルールやマナーは学んでもらいたいと願うのは間違いか。 こう口うるさくなってきたのは、単に私が歳をとってきてしまったからなのだろうか。
レッスンは結局狙っていたクラスが休講だったため、急遽バレエを受講することにした。 久々のバレエレッスンだ。 フロアバーからはじまり、ゆっくりと躯を解して、両手バーでの基礎トレーニング。 背中が広がって、首筋が通る感覚が快い。 矢張り、毎週でも基礎のレッスンに通うべきだと痛感する。 忙しい合間に、僅か2時間の集中レッスンは躯にも心にも効果的。 つまり、来週本番だということから現実逃避。
皆様、おやすみなさいませ。
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