月。
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流風が逝ってから 今日でちょうど一年が経った
「流風が永眠したよ」
そう言った彼の悲しそうな顔を 今でも覚えている
彼女の片方の目はオレンジ もう片方の目はブルー
彼がとてもとてもたいせつに愛していた彼女は たおやかでのんびりでぽわんとしたコで 小さい頃は彼と生活を共にしていた 大きな身体の割には甘えん坊で どこか抜けていて 愛らしかった
般若顔と言われていたし 近所の子どもは彼女を見て泣いたけれど 私は彼女が大好きだった
最期のお別れが言えなかったことが 今でも心の何処かに引っ掛かったままだけれど 言えないままで良かったのかも知れない
一年経った今でも 彼女を思い出して涙が零れ落ちるから
しあわせでいますか? そちらの居心地は如何ですか?
叶うなら もう一度あの頃へ
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