月。
DiaryINDEX|past|will
部屋にひとりでいると とてつもなく寂しくなって 毎日のように掛けていたのに
他愛のない話を延々数時間も話し続けて 夜を遣り過ごしていたのに
電話を掛けなくなった 私には必要なくなったのかもしれない
今でも 思い出しては 苦しくなることもあるし 悲しくなることもあるけれど それを外に出そうとはしなくなった
記憶は確実に薄れ 都合のいいように書き換えられ 歪められていくもので
その時確かに感じていた痛みは いま感じるものとは何処か異なってしまうもので
一体、自分の中の何が変化したのだろう?
何処までも果てしなく「甘えた」な私が こんなふうにひとりで過ごす日が続いても 平気で過ごせるようになるなんて 想像もしなかった
誰かを心底欲しいと思う日は来るのだろうか
|