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■ さんにんのかい「新撰組〜名もなき男たちの挿話〜」
穂高あきらさんのお誘いで行ってきましたこのお芝居。 たっのしかった〜! なんというかね、笑わせ泣かせの王道。お芝居ってこうよね。序盤は笑いで引っ張り中盤でボルテージ上げて締めで泣かせる、と。
------以下ネタバレ--------
能の知識があるひとなら、進藤が登場した時点で死人だとわかるようになっているそうです。なるほどー。私はそういうことは知りませんでしたが、なんとなく、このひと死んでるんじゃないかしらと思いました。6番隊全滅って本人が言ってたし。 真面目進藤、皮肉屋明石、お子様鉄之助、というキャラクターの分担が見事でした。わたし進藤さんのにやにやわらいがかーなーり好きだ。大人の余裕、ツボなんですよねえ。 鉄之助は剣を握ったときのギャップがステキ。ですますもステキ。進藤との立会いの場面、「一度も勝ったことがないじゃないですか」なんだかツボにはいったんですけど……。 うるっと来たのも彼の台詞でしたね。さすが声優さんだと思う。やっぱり「声」がすごかった。泣き出しそうな、爆発しそうな、かすれてわずかに裏返った、そんな声でいわれてみー。もらい泣きするってば。わたし実はドラマとか映画でのもらい泣き得意なんだってば。あうう。
声なしの、顔の演技もすごい良かった。能の舞台の2列目で、すごく近くでやってくれるから、本当に細かな表情まで見える。手ぇ抜いてないなってよくわかった。ほかの二人の会話を聞きながらほのかに笑ったり泣き出しそうな顔をしたり。
暗転と衣装だけ、言葉遣いだけで過去を演じたり違う人物を演じたり。これは舞台だけで通じる楽しみだなあとおもう。
ラストの鉄之助の台詞がすごく印象的だった。 ――何遍うまれかわっても、あの誠の旗のもとで! わたしは新撰組に肩入れする人間じゃないし、彼らには生きてほしいと願ってしまうけれど、でも、あの台詞は心に沁みた。 迷うことなく……ちがうね。迷いながらも、殉ずるものがあるというのは、誰がなんと言おうと幸せな生き方なんだと思う。かしこい生き方ではなくても。 羨ましいとは言わないことに、するけど。
つれづれに書いたので支離滅裂すみません。
2003年08月02日(土)
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