韓ドラに飽き足らず 時々ケーブルテレビで配信される韓国の映画を見る。 オリンピックで普段通りの放送がお休みだったりするので、録画してあった韓国の映画を楽しんでいる。
昨夜、見たのは 『わたしたちの幸せな時間』
3回目の自殺に失敗した元歌手ユジョンは、叔母であるシスターモニカの誘いで、三人の女性を殺して死刑囚になったユンスと毎週木曜に面会することにな る。一日も早い死刑執行を望むユンスに、自分に似たものを感じたユジョン。ユンスもまた、棘のある言葉ばかりを投げつけるユジョンに、自分に似たものを感 じていた。裕福な家で育ったユジョンと孤児のユンス。全く違う人生を送って来た二人だったが、面会を繰り返すうちに互いを思いやるようになり、心の奥に秘 めていた深い傷を、癒しあえる存在となる。. 二人は生きることを大切に思うようになるが、刑は執行される。
ユジョンの傷は15歳で妻子のある従兄に暴行されたこと。 孤児だったユンスの深い傷には私も胸を痛めた。 視覚障害者だった弟のウンスと施設を飛び出して、物乞いをしたお金をチンピラに奪われてぼこぼこにされた。幼い弟が「にいちゃん、ぼくのことで怒ってる。ぼくさえいなければにいちゃんはもっと自由にどこへでもいけるのに」と言って地下街で死んでしまった。 1枚しかない毛布は弟に使って兄のユンスは新聞紙を掛けていた。 このシーンはかわいそうで仕方なかった。
以上、ネタバレだけれど 見終わっても消去できないでいる。 ネクタイ工場と言われる処刑場の光景も目に焼き付いている。
心斎橋に韓国の映画ばかりを上映しているビルがあるらしいけれど、今の私の足ではおそらくムリだろう。
この夏は 本編185分のシネマ歌舞伎とか、花の寺とかいろいろ諦めたことも多いけれど、つくづく したいことや行きたいところなど・・・いつかいつかと思っているうちに機会を逃してしまうことに改めて気づかされた。
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