夢をみる
光り輝く、清明の季節のような気候、犯罪や汚いもの、悪口も一切ない住宅と野原
そこに忍び寄る、恐ろしいもの
私はあわてふためき、おののきながら、恐ろしいものを追いやろうとする
目が覚める
階段を降りると、夢を思い出した
やはり、私は完全な、安住の、美しい世界が好きすぎるんだ
そんな世界は、どこにも存在しないのに
だから私は・・・
だから私は・・・の先が自己否定になっていた
今は、違う
その自己否定の苦しみの世界に住みながら、完全な、安住の、美しい世界を見続けよう
と思う
例えば数学 この世に数学の世界は存在しない けれども、それを見続けてきた人々がいる
例えば絵画 この世に絵画で描かれる二次元の世界は存在しない けれども それを描き続けてきた人々がいる
私にとっては、この詩であろう