■2005年11月08日(火)
  ― アンコール ―
 日曜日。「大アンコールワット展」を観にそごう美術館へ。今年1月に旅したアンコールワットが懐かしくて、すぐに観にいったの。
 クメール美術の神々や仏の彫刻たちは、仏教からヒンドゥー教そしてまた仏教へと歴史の中で信仰が変わっていっても、いつでもおおらかでたおやかで、静かな微笑みをたたえているような豊かな表情をしている。とっても美しくて、その美しさに圧倒されちゃった。
 毎日バタバタと過ごしている私のカオは、こんな表情とはほど遠いカオをしているだろうな…。クメールの彫刻のように何もかもを静かに受け入れられるおおらかさと強さが、私は欲しいよ。
 クメール美術は自然を尊ぶ気質から生まれた、との説明を読んで、森の緑と、遺跡の赤みのある茶色と、強い日ざしの色と…、様々な“アンコール・カラー”が頭の中に蘇ってきて、懐かしくうれしかった。
 でも、だからこそ、この遺跡たちは、美術館の中にこんな風に整然と並んでいるのは相応しくないな、と思ったよ。緑の森の、赤い砂埃の上にゴロゴロと転がっているのが合っている。それこそおおらかなクメール美術の似合う場所なんだよね。
 「大アンコールワット展」はBFと観に行ったんだけど、やっぱり現地に連れていってあげたい。あの場所で一緒に遺跡や夕日や朝日を見てみたいな。
 ところで。 大きな旅行をした時は、「旅行記サイト」を作って思い出をまとめてるんだけど、アンコールワットの旅行記はいまだ完成せず…。トップページと写真のページは作ったけど、そこで力が尽き、放置状態。ぼやぼやしてると1年が過ぎちゃうよ〜。目標:年内完成(…無理だろうな)。
 毎年1月に海外へ出かけているんだけど、来年はたぶん春までおあずけになりそう。旅行先の候補地は2ケ所、どちらもアジア。どっちにしようかな。その時を楽しみに、今はがんばって仕事に励もうっと。




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