カウンセリングを受けました。 どっしりとした肘掛け椅子に体を任せたら、誰にも話せなかった心の奥のことを不思議とすんなり冷静に話せました。
不安感、無気力、閉塞感、恐怖感 夏休みでリセットできる、と思っていたのに、新学期のこと、学校のことが不安で仕方なくて気持ちが切り替えられない。 どうしたらいいのかわからない。 もうがんばれない。逃げ出すしかない気がする。
こんがらがってショートしている私の頭の中を、カウンセラーの人は丁寧に整頓してくれました。
============================ こうじゃなきゃならない、こうしなきゃならない、という考え方はとても立派。 だけど、それはとても苦しいね。 がんばるということも、がんばりたくてやるならばいいけれど、がんばらなければならないという自分からの命令のもとでやらされているということは、その行動は自分のやりたいこととは対立する命令なんですね。 だから苦しくなってくる。
不安という感情は、未来に対してこうありたいという希望する姿があり、それと一致しないことに対する警戒心なんです。
だから、不安になるということはそれ自体悪いことではないんですよ。 回避できる悪い未来は回避したほうがいいですから。 だけど、不安だからといって、すべてを否定する必要はないんです。
「将来癌にになったらどうしよう」という不安に対して、「癌になるのが嫌だから死のう」と死ぬのはおかしいでしょう? 将来癌になる可能性は誰にでもあるけれど、「癌になるかもしれないし、ならないかもしれない」と思うからたいていの人は自殺しようとは思わない。
感情とは、人の思考から生まれるものです。思考のパターンによって感情が作り出されます。 「癌になる」というマイナスの断定のパターンをしていると、苦しいですよ。 「癌になるかもしれないし、そうではないかもしれない」「〜かもしれないし、そうではないかもしれない」というパターンが大事なんです。
うまくいく未来のイメージが描きにくいなら、描けなくてもいいんです。 大切なのは、悪いほうのイメージを描かないこと。 「そうなるかもしれないし、そうじゃないかもしれない」んです。
それから、不安になるということは、現在は絶望的な状況ではないということです。 今あるものを失うことをおそれる感情が不安なんです。 末期がんの人は不安になることができない。なぜならもうそれ以上に絶望的な状況など考えられないから。 失うかもしれないものを、「失うに違いない」と信じ込んで、今ある恵まれたものが見えなくなっているような感じじゃないですか?
ありのままのあなたでOKなんですよ。 赤ちゃんが生まれてきた瞬間って、なんかどす黒くてしわくちゃで、決してかわいいものなんかじゃないんですよね。 その上弱くって、そのままほっておいたら死んでしまうような、ただ生きているだけの存在。 だけど、親にとってみたら、生きていてくれるだけで本当にうれしい。 それだけでOKなんですよ。 その存在がすばらしいんです。
いつもはそういうことに気づかずに無意識に過ごしているものですが、悩んだり、苦しんだりしている今だからこそ、自分と向き合うチャンスですよ。 自分はありのままでOKなんだって、自分のことを受け入れてあげてください。
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1時間お話して、結局、そこだったんだなあって。 すとんと胸に落ちて、涙が出ました。
いつか、日記に書いていたことでした。 http://www.enpitu.ne.jp/usr7/bin/day?id=74646&pg=20020701
私は、条件つきの愛情しかわからなかった。 自分に対しても、こうでなければ好きになってもらえない気がする。 他人に対しても、ああでなければ認められない気がする。
この考え方をしている限り、私は幸せにはなれない。
あ、間違えた。 この考え方をしていると、私は幸せにはなれないかもしれないなあ。
I'm OK. You are OK. このままでいいんだ!
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