2006年04月15日(土) |
Mr.Children『未来』 |
♪生きてる理由などない だけど死にたくもない こうして今日をやり過ごしてる
というMR.CHILDREN 『未来』の歌詞を非常な共感を持って聴いていたあの頃。
自分が何のために生きているのか、わからなかった。
毎日毎日へとへとになって働いても、何のために働くのかがわからなかった。 課せられた「やらねばならぬこと」をやり続けなければ、ドロップアウトしてだめな自分を他人の前に晒さなければならない、その恐怖から逃れるために勤勉に働き続けた。 いうなれば、私は働き続けるために働いていた。 いつか暗く長いトンネルの出口まで走りきる、それだけが目標だった。
すべてが周りとの調和のために望まずともせねばならぬことだった。 だからあの頃、自分の人生が自分のものであるという実感がまったくなかった。 ただ、不可抗力でこの人生が終わってくれないか、とぼんやりと考えていた。
例えば、誰か自分を殺してくれないかとか。 深刻な病気が見つかって入院とか。
本気で思っていた。 拒否することすら受動的な私。
久しぶりに『未来』を聴いて、歌詞がまるで人ごとに聞こえた。 あの頃と劇的に現状が変わったわけではないけれど、だめなりにがんばり続けることで、少しは自分の人生を受け入れられるようになってきたということなのかもしれない。
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