朝ごはんに間に合うようにとおばあちゃんの運転手で病院にいく。 おじいちゃんの病室はほかにも3人の人が入院しているのですが、気のいい人ばかりでいつも笑いが耐えないようです。
おばあちゃんはこまごまと身の回りの世話をしたり、お使いをことづかったり。
ひいおじいさんとひいおばあさんが亡くなってからの15年ほどをずっと二人きりで暮らしてきた二人です。 おじいさんが入院して、毎日朝と夕方おばあちゃんは病院に通っているそうです。おばあちゃんは車を運転できないのでいつもはタクシーを呼ぶそうです。「何って用事があるわけでもないけどね、それでも気になるからね。」
かつて、いつもやさしく朗らかなおばあちゃんが、おじいちゃんに対する積年の愚痴をもらすのを初めて聞いたとき、私はとてもびっくりしたものでした。
でも、、好きとか嫌いとか、そういう私の知っている尺度なんかとうの昔に超越した二人なんだね。
いっぽうその頃、家では、母と叔母が網戸のいっせい取替えに汗を流しておりました。 プロの主婦が3人そろうと、ほんとに頼もしい。
その辺でぶらぶらしててもご飯は出てくるし、洗濯はぱりっとできてるし。「さすがプロの仕事は違う!」 なんて軽口たたいて甘えちゃいます。
でも、尊敬の念を抱いたのはほんとだよ。 洗濯物の洗い上がりが違うんだよねえ。何気なくたたんだだけなんだろうけど、私がたたむよりもちゃーんとしている。 まだまだ修行不足です。
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