なんか期待させるタイトルです。 自虐的に、自分を反省したくなって、手にとってみました。 眼光鋭く、毒舌かましてもらいたくって。
ぜーんぜん、だめ。 久しぶりに、箸にも棒にもかからない本を読んでしまった。
「他人に出会えない女は悲しい。 そのことを安易にコンパで解決するのは悲しい上にさもしい」 とか、それぞれのエッセイのタイトルも、すごく期待させる。 なのに、読んでみたら… 「えっ、それで? もう終わり?」 みたいな。
時事ネタ→ 感想→ 一般論→ 自慢→ (最後の二文)タイトルの反復
みたいな。 全然深まりも、個性も感じないんですけど。
村上龍の作品はそんなにたくさん読んだこと無いけど、こんなつまんない文章書く人?? 女性ファッション誌の連載のために書いた文章だから、しょうがないのかな。 でも、「推敲したのか?」って、思わず問いただしたくなるぐらい、垂れ流し的文章。 がっかりしてしまいました。
あ、挿し絵はかっこよかったです。
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