きよこの日記

2002年07月02日(火) 村上龍『ダメな女』

なんか期待させるタイトルです。
自虐的に、自分を反省したくなって、手にとってみました。
眼光鋭く、毒舌かましてもらいたくって。

ぜーんぜん、だめ。
久しぶりに、箸にも棒にもかからない本を読んでしまった。

「他人に出会えない女は悲しい。
そのことを安易にコンパで解決するのは悲しい上にさもしい」
とか、それぞれのエッセイのタイトルも、すごく期待させる。
なのに、読んでみたら…
「えっ、それで?
もう終わり?」
みたいな。

時事ネタ→ 感想→ 一般論→ 自慢→ (最後の二文)タイトルの反復

みたいな。
全然深まりも、個性も感じないんですけど。

村上龍の作品はそんなにたくさん読んだこと無いけど、こんなつまんない文章書く人??
女性ファッション誌の連載のために書いた文章だから、しょうがないのかな。
でも、「推敲したのか?」って、思わず問いただしたくなるぐらい、垂れ流し的文章。
がっかりしてしまいました。

あ、挿し絵はかっこよかったです。


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