事の起こりは肩まくらだった。 そのころの私のジレンマは、「彼氏は要らないけど、肩まくらは好き」 バイト先のお兄さんに相談してみた。 「肩まくらがすごく好きなんですけど、なかなかそこにいたるまでが面倒ですよねー なんかいい方法ないですかねえ」 「ああ、肩まくらなら、この前そこのホームセンターに売ってたよ」
(笑)
かなり思わせぶりな会話のようだけど、これ、本人大まじめ。 そして、「男友達なら、肩まくらしてもらえるかも!」 って、信じられない行動に。 無鉄砲な私の白羽の矢を受けたのは、あの人でした。
結局、肩まくらなんてしてもらわなかったんだけど、 あの日、あの人に会いに行かなかったら、きっと好きになってなかっただろうなあ。
無鉄砲も、しておくもんだー。 それとも、あんな無鉄砲しなかったらよかった?
どうなんだろう?
あの人とのどっちつかずの関係に、終止符を打つ決心がようやくつきました。 あの人の口から出た本心の一つ一つ。 受け入れたくないもの、納得したくないもの、あるけれど、 でも、聞けてよかった。 不思議と心は凪いでいます。
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