2002年06月15日(土) |
あほな女二人、捕獲される! |
大学時代の後輩とお酒を飲み、とても楽しい気分♪ いやー、若い人たちってすばらしいなあ。 自分もパワーを分けてもらっちゃった。
3次会のカラオケまで行ってお開きとなったのは夜中の2時半。 部屋までは2つ下のユカコちゃんが、車で送ってくれることになりました。 ちょっと、酔っ払って、強気になっていたのかもしれません。 「Yさん(私の好きな人)の部屋がすぐ近くだから、 まだ、起きているか、ちょっと見ていきたいなー」 「ストーキング一歩手前行為ですよ。おねいさん」 と、ユカコちゃんも止めてくれたらいいのに、…大乗り気なんだな!! 「いきましょう!ぜひ!」
異様にテンションあがっちゃった女が二人、深夜の住宅街を徘徊し、 見つけました!あの人の部屋を。 「あれ、でも、電気がついていない。 夜中の3時だからもう寝ちゃったのかな。」
アパート裏の駐車場を確認しに、車を降りて、てくてく入っていった、その時、後ろから見慣れた車が入ってきました。 なんと、ご本人様登場です!
いけません。これはいけません。 私たち、泥棒ぐらいの怪しさと、挙動不審さです。 そして、袋小路に追いつめられて、逃げることもはやかなわず。
サーチライト(車のライト)に照らし出されたわたしたち二人は、絶体絶命の脱獄囚の様相を呈していました。
こうなっては腹を据えて、言い逃れる方法を考え出さねばなりませぬ。
「何してんの?」 ええ。ごもっともなご質問。
「えっっ。べ、べつに。 とおりがかっただけ」 無理です!説得力ナッシングです。
「あがってく?」 ?!?!?! Yさん怒ってらっしゃらない? こんなわけわからない非常識な女二人を、お部屋に入れてくださる?
…そんなに甘い方ではなかったと、思い知らされるのは5分後のことだった。
「で、何しにきたの?」
尋問は続くよ、どこまでも…。 ユカコちゃんは、私の気持ちも、Y氏と今、こじれちゃってることもしっているから、私をかばって、率先して尋問をはぐらかそうと奮闘してくれました。 私は、ユカコちゃんの傍らでちっちゃくなってました。
「明日、早いのでそろそろ帰ります」 強行突破を試みるも、正座をしていたため足がしびれて見るも哀れな後ろ姿だったことでしょう。
「なんだ、本当に生存を確認しに来ただけだったんだ」
はい。そうなんです。 それだけなんです。 馬鹿なやつとお笑いください。
私はあなたの部屋の窓だけ見て帰れば満足だったのに、 思いがけず、お手ずからの玄米茶をいただきながら、 あなたの笑顔を見ることができて、とてもうれしかったです。 自分の哀れさも、ばかばかしさも、どうでもよくなっちゃうぐらい、うれしかったのです。
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