クラスの人気者のもちネタナンバーワンは、「教師のまね」だろう。 いや、「教師のまね」ができるから、人気者とも言えるかもしれない。 教師のまねができる幸運な能力をもてば、勉強ができなくても、ネクラであっても、みんなに一目置かれ、クラスの中で確固たる地位を確立できるのだ!
そんな偉そうに力説するほどのことじゃないな・・・。 今日は私、初めて、「教師のまね」されたってことを伝えたかったの。
これって、ちょっとうれしかったりする。 「へー、私ってこんな風に生徒に見えてるんだあー」 と、素朴に感動。
「ちょっとー!あんた!」 だって!
以前、生徒に 「私のまねって誰もしてくれないの?」 って聞いたら、 「先生、特徴ないもん」 と言われたことがあった。 そして、それを言われて、納得してしまった。 私って特徴ないかも。 確かに、”教師かくあるべき”っていうプロトタイプが私の中にあって、その優等生然とした形に自分を押し込んでいるところがあったもんなあ。
だから、ものまねされるようになっただけ、自分らしさが出てきたってことだよね。 ” 教師の私”じゃなくて、”私が教師”なのだ。
「真似(まね)ぶ」は「学ぶ」の語源だと言う。 生徒諸君!大いに学んでくれたまえ。
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