感想メモ

2018年06月18日(月) やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる


 NHKの土曜ドラマ。

 スクールロイヤーとして青葉第一中学校に派遣されることになった田口章太郎(神木隆之介)は、赴任早々、学校のあらゆる問題に向き合うことになる。

 望月先生(岸井ゆきの)から体罰を受けたと騒いでいる保護者・水島(堀内敬子)。吹奏楽部の騒音がうるさいと文句を言う近所の男(渡辺哲)、バドミントン部では先生が見ていない間に生徒が怪我を負い、いじめで自殺未遂を図る生徒も。

 その問題に弁護士ならではの視点から解決を試みる田口に対して、反発するベテラン教師の三浦(田辺誠一)。学校には学校ならではのやり方があると、旧来からのやり方にこだわろうとする。

 また、事なかれ主義の校長(小堺一機)は、自分の責任逃れに徹している。

 学校の抱える今時の問題を提起するドラマだった。特に最近の中学生はスマホを持っていて、スマホがトラブルに一役買っているのが今時だった。

 先生が体罰をするかのようなシチュエーションにして、それを動画に撮らせて拡散させ、先生を追い込んでいったり、いじめもその様子を動画で撮影して、それを拡散する形式である。

 どちらのケースも、当事者の生徒は全く悪びれていないのが恐ろしい。教師が体罰をできないことなどを逆手にとって悪いことを考えている。

 こういう生徒が一番たちが悪いと思うし、どうしてこんな風になってしまうんだろうなと…。

 道徳教育とかも始まっているみたいだけれど、スマホやネットの使い方、モラル、マナーなどをもっと低学年のうちから教え込んでいかないといけないのだろうか?

 問題提起という意味では面白い作品だったかもしれないが、田口があんまり魅力がない。青臭すぎるというのかなー。

 せっかくの神木隆之介なのにもったいないというか。

 もう少し違うキャラクターのほうがよかったんじゃないかなとも思ってしまった。


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