感想メモ

2018年02月16日(金) ジゼル  秋吉理香子


秋吉理香子 小学館 2017

STORY:
東京グランド・バレエ団で長年封印されてきた「ジゼル」を解禁することになり、ミルタ役に抜擢された花音。役を巡る嫉妬や争いが起きる中、芸術監督の蝶野はケガをし、プリマの領衣奈はリハーサル中に死亡し…。

感想:
 クラシックバレエの作品「ジゼル」をモチーフにしたミステリー作品。バレエを知っている人でも面白く、知らない人でも面白く読める作品に仕上がっていた。

 かつて「ジゼル」を封印することになっていたある事件。その事件が「ジゼル」を解禁することによって再び意識され始める。

 ミステリーとしても面白いが、バレエの配役を巡る問題や、「ジゼル」の話を絡めた構成などが面白かった。

 ただ最後の謎解き(?)のようなものは、なくてもいいのかな。ま、そこが入ったからこそ、亡霊騒ぎの謎は解明されるわけだけれど…。


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