感想メモ

2018年03月03日(土) がん消滅の罠 完全寛解の謎  岩木一麻


岩木一麻 宝島社 2017

STORY:
末期がん患者がリビングニーズ保険を受け取った後に、がんが完全に消えてなくなってしまうという事案が数件起こる。がん専門医の夏目は、友人の羽島や生命保険会社調査部の森川らとともに謎に立ち向かう。

感想:
 2016年の第15回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した作品を改題し、加筆した作品。

 結構新聞でも宣伝されていて、迷いつつも読むことにしてみた。

 がんが完全に消えてしまった人の中には貧乏で生活に困るような人から、政治経済などの要人まで様々な人がいる。

 それはすべて湾岸医療センターでの治療を受けた患者だった。どうやら湾岸医療センターでは何やらよからぬことが行われているらしい…。

 という感じの話。

 この話、1回読んだだけだと完全には理解できないのかも。何回か読んだ方がわかるような感じがする。でも、そんな時間がないので、1回で、ぱらっと前を見てみておしまいにしてしまうけれど。

 かなり話が複雑なんだと思うし、最後まで読んで、「えっと?」みたいな感じが…。

 わざとわかりにくくしてるのかとは思うけど、たぶん構成的にももう少しわかりやすくした方が読みやすいような気も…。

 何だか謎が解けたんだか解けなかったんだか…という感じもあって、すっきりとはしない感じになってしまった。


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