感想メモ

2018年01月12日(金) 陸王(ドラマ)


 池井戸潤原作の「陸王」をドラマ化。原作本を図書館で予約するも、何百人も待っていて、ようやく来たのがちょうどこのドラマを見終わった時で…。さすがにお腹いっぱいな感じがして、もう原作は読まなくてもいいかなぁってなってしまった…。

 ドラマは日曜劇場の枠で「半沢直樹」だとか「下町ロケット」だとかを見ていると、悪役に同じ人が出ていたり、大企業の場面とかがなんか前と似てたりで、どっかで見た感がプンプンする場面もあって、そういうところはちょっとアレだなと思ったが、やはり原作が面白いのもあり、見入ってしまった。

 ドラマの舞台は、斜陽産業の足袋製造業・こはぜ屋。社長の宮沢紘一(役所広司)は、銀行の融資担当・坂本(風間俊介)から新規事業を考えてみてはと提案される。そこで思いついたのが、足袋の技術を応用して、ミッドフット走法という走りをするランニングシューズの開発だった。

 古参の経理担当・富島(志賀廣太郎)は先代が失敗して借金をしたのもシューズ作りに手を出したからだと言って反対するが、宮沢の意志は固かった。

 試行錯誤を続け、何とか新しいランニングシューズ「陸王」を開発。宣伝を兼ねて、怪我をしてミッドフット走法を身につけたいダイワ食品の茂木(竹内涼真)に陸王を履いてもらおうと思う。

 企業や個人のスポンサーとなっている大手ランニングシューズメーカー・アトランティスがこれを心良く思うはずはなく、次第に改良を重ねていく陸王に脅威を感じ、妨害工作を行い始める。

 宮沢はシューズのソールにピッタリな素材・シルクレイの特許を持つ飯山(寺尾聰)を味方につけ、アトランティスをやめたカリスマ・シューフィッター・村野(市川右團次)の助言を取り入れ、さらにシューズの改良を続ける。

 しかし、様々な問題やトラブルが次々にこはぜ屋を襲うのだった…。

 まあ、これ、成功するってわかってるから面白く見られるんだろうなとも思う。

 実際に自分がつぶれそうな会社の社長なら…と考えると、色々厳しいよなーと。

 それにしても、似たような題材を使うにしても、もう少し役者だとか雰囲気を変えるとかしていかないと、なんかワンパターンだなと思って、飽きられてしまわないかな?

 それがちょっとだけひっかかるけど、まあ、それもわかっていて視聴者も見ているのかもしれない。


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