2017年11月01日(水) |
コンビニ人間 村田沙耶香 |
村田沙耶香 文藝春秋
STORY: 子供時代から風変わりで普通ではなかった古倉恵子。コンビニで働くことしかできず、18年間アルバイトとして働いているが…。
感想: 芥川賞を受賞した作品。いつも芥川賞の作品とは相性が悪くていまいち読もうと思わないのだが、これはストーリーが面白そうだったので、読むことに。
面白かった…。
コンビニ店員の多岐にわたる仕事をこなし、コンビニの一部のようになった主人公。
そんな主人公が変わらざるを得なくなるが、結局変わることなどできようもなく…。
いや〜、私は思った。コンビニって店員不足だし、すごく大変そうなのにこれだけコンビニを愛し、コンビニの一部のようになっている古倉恵子。
店長とかとして働いてもらったらどうなのか? ほかの業界なら不適合者になってしまうのかもしれないけれど…。
コンビニの声が聞こえ、お客様のことを考えて、コンビニのために生きることができる…。
こんな人を社員や店長にしなくて、誰がなれるんだろう?
古倉恵子もほかの職に就くことではなく、コンビニの正社員になるとかそういうのは考えないのだろうか?
そこがちょっと不思議…。
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