2017年10月10日(火) |
ハッチとマーロウ 青山七恵 |
青山七恵 小学館 2017
STORY: 双子のハッチとマーロウは作家の母と3人暮らし。11歳の誕生日、母が大人を卒業することを宣言。母は仕事も家事も放棄して、2人は自分たちで色々なことをするようになるが…。
感想: ハッチとマーロウの双子はおしゃれが好きでかわいい女の子。ある日、母が大人を卒業することを宣言し、何もしなくなったから、さあ大変。
二人は料理を作ったり、様々なことを二人で工夫してする。
新しい友達ができたり、よく知らない自分たちの父親のことを勘ぐったり…。
それなりに面白くはあったけれど…一番ひっかかったのは、このお母さんかな。うつ病とかで、ひきこもり&育児放棄なのかなーとかとも思ったり。
でも、最後の方で、「ママはだらだらしたかったけれど、やっぱりできなかった」というようなセリフがあって、となると、病気ではなく、色々考えないように自らしていたけれど、うまくいかなかったってことなのかなー…?
大人の視点から見ると、結構この家って複雑だよなって思ってしまう話だった。
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