感想メモ

2017年06月11日(日) クラウドガール  金原ひとみ


金原ひとみ 朝日新聞出版 2017

STORY:
浮気性の晴臣と同棲同然のような暮らしをする妹・杏。堅実に自分の将来を見つめる姉・理有。理有が留学先から帰って来ると、杏はまだハチャメチャな暮らしをしていて…。

感想:
 母を亡くし、離婚した父とは別れ、二人暮らしをした姉妹。妹・杏の面倒を姉・理有がみていたが、理有が留学したことから、杏は晴臣との生活を自堕落に送っていた。

 しかし、晴臣は浮気性で、毎回浮気がばれると杏が暴力を奮い、晴臣が謝って、もう二度としないと誓う…の繰り返し。

 理有は妹がそんな相手と別れられないことを信じられなく思う。妹を嫌いになりたくないけれど、段々理解不能になっていく感じが、よく描かれていたと思う。

 母は作家で少し精神をやられていたが、その片鱗が妹にもあるのかな?とも思う。

 精神を病んでいる感じの話って、何が本当で何がウソかがわからなくて、あんまり好きじゃないんだけど、このぐらいはまあ許容できる範囲かな。


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