感想メモ

2017年03月19日(日) 東京すみっこごはん 雷親父とオムライス  成田名璃子


成田名璃子 光文社文庫 2016

STORY:
街の再開発により、すみっこごはんが愛用しているスーパーがなくなり、精肉店も引っ越してしまった。すみっこごはんの場所も計画対象地区になっており、メンバーは疑心暗鬼に。

感想:
 「東京すみっこごはん」の続編。

 前の話をだいぶ忘れていたので、メンバーが少し思い出せなかったが、問題なく読める。

 1話目はあんまり再開発の話が絡んでこないのだが、その後の話は再開発のせいで街が変わっていく様子が描かれる。

 メンバーたちの間に「誰かが不動産会社のスパイとして乗り込んでいるのでは?」という疑いの念が沸き上がっていき、かつては定員をオーバーすることもあったすみっこごはんにもほとんど人が寄り付かない状態になってしまい…。

 最後の話は、誰がスパイなのか、犯人捜しのような様相になっていて、これはこれで面白かったかな。

 特にタイトルにもなっている「雷親父とオムライス」の話は、すごくよかった。

 どうやらドラマ化も予定されていたようだけれど、子役を長時間拘束したとかで、放送が延期になっているみたい。中止になっちゃうのかな? いい話なので、できたら放映してあげてほしいなー。


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