感想メモ

2016年12月20日(火) 砂の塔〜知りすぎた隣人


 湾岸エリアの50階建てタワーマンションに引っ越すことになった亜紀(菅野美穂)は、夫・健一(田中直樹)と高校生の息子・和樹(佐野優斗)、幼稚園児の娘・そら(稲垣来泉)の4人家族。

 引っ越した先は25階以上の高層階とそれ以下の低層階のどちらに住んでいるかで住民の質が決まるかのような世界だった。亜紀は子供が仲間外れにされないように懸命にママ友の輪に入ろうとするが…。

 そんなさなか、近隣では子供たちが連れ去られるというハーメルン事件が問題になっていた。犯人はネグレクトや虐待など母親に問題のある子供ばかりを連れ去っていた。果たして犯人は?

 亜紀は自分の真上の階に住むという弓子(松嶋菜々子)と次第に親しくなっていくが、弓子はマンション内をカメラで監視していて…。

 また、自分の母親のことを知られたくないため、昔の知り合いとはかかわらないようにしていた亜紀だが、たまたまそらが通うことになった体操教室の先生・生方航平(岩田剛典)と再会してしまい、あらぬ誤解を受けることに…。

 すごい展開で、最後もどうなるかわからず、思わず順番を飛ばして先にこちらを見てしまった。

 なるほど、そう来たか…と言った感じだけど、最初から最後までどうなるのか気になって見てしまったから、脚本も演技もみんなよかったんじゃないかな。

 自分が亜紀の立場なら、まず自分と合いそうもないママ友とは付き合わないし、阿相寛子(横山めぐみ)みたいなことを公衆の面前でされたら、二度と近づこうとは思わないだろうなーとは思った。

 また、夫の方も阿相武文(津田寛治)のトラブルに巻き込まれていくのだが、こちらは断りにくかったのだなとは思う。

 でも、弓子との関係だとかを内緒にしたり、嘘をついたりするところがよくなかったよね。夫婦の間は隠し事をしすぎるとろくなことがないんだろうなーと思ったりした。

 家族で仲良くうまく暮らしていくのって、案外難しいのかも。そこにその家族を壊そうとする悪意のある人物がいたらなおさらそうなのかもしれないと思った。


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