2016年12月11日(日) |
シンマイ! 浜口倫太郎 |
浜口倫太郎 講談社 2016
STORY: 無職となった翔太は、医者の父より、ローンを立て替えてやる代わりに新潟の祖父から米作りを学んでくるように言われる。ローンを返すために渋々新潟に向かった翔太だったが…。
感想: 神米と呼ばれるお米のために奔走する…みたいな宣伝を読んで、面白そうと思ったのだけれど、最初のあたりでかなりイメージが違って…。
翔太は米作りなどに興味のない今時のちょっと悪目な男であり、米作りを習いに行ったというのに祖父に対する言葉づかいもひどすぎる。「じじい」と呼び捨てにするし、失礼すぎる。
そんなわけで、どうにも主人公にあまり感情移入できず…。
でもまあ、最後まで読めば、それなりには感動もあるのかなぁというような感じ。
最近、農業ものの小説、多いよね…。台風とか自然災害も最近は昔より強力になっているし、小説の中のようにうまくいくのかなぁというのは思ったりするけど…。
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