感想メモ

2016年11月09日(水) 夏目漱石の妻

 夏目漱石の作品はそんなに読んだことがないが、興味があってドラマを見てみた。

 のちの漱石となる金之助(長谷川博己)は、実父に捨てられ、養父(竹中直人)に育てられたが、事情から結局実父に金で引き取られるという複雑な子供時代を過ごしていた。

 そのせいか他人のことが信じられない性格である。

 縁談により、中根家の鏡子(尾野真千子)と結婚することに。鏡子は一人で、金之助の赴任地である熊本へ行くことになる。

 二人はなかなか夫婦としてうまく行かない。やっと少し順風満帆に行くかと思われたとき、金之助は英国に留学することに。

 離れ離れになった間に、精神を病んでしまい、帰国後もおかしくなった金之助と何とか暮らしていく鏡子。

 そのうちに金之助の小説「吾輩は猫である」が評判になり、金之助は大作家への道を進むことになるのだが、そのころには持病の胃潰瘍がますます悪化して…。

 夏目漱石の本、あまり読んだことがないけれど、少し読みたくなってきたかも。

 統合失調症なのか、ノイローゼなのかはよくわからないのだが、本当にこんなにひどい状態で、よく一緒にいられたなー、鏡子はすごいなと思ったり。

 皆さん、演技がよくて、本当に良い作品に仕上がっていたかと思う。


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ゆうまま [MAIL]