  久しぶりにすごいドラマを見たなーという印象を持った。
夫・信(小栗旬)を不慮の事故で亡くした小春(満島ひかり)はシングルマザーとして2人の子供を育てる苦しい日々を送っていた。
ある日、生活保護の申請をしに役所に行くと、小春を置いて再婚した母・紗千(田中裕子)が経済的に援助ができるということで、申請が却下されてしまう。
小春と母は心の行き違いから疎遠になっており、小春は母を頼るつもりはなかった。援助を断るために母と再婚相手・健太郎(小林薫)の家に行った小春だったが、健太郎は紗千と小春に仲直りをしてほしいと思い、小春の子供たちにも優しく接するのであった。
最初は母を拒絶する小春だったが、自らが難病に侵されていることを知り、子供たちのためにも生きることを望むように。
しかし、夫を死に追いやったのは紗千と健太郎の娘・栞(二階堂ふみ)であることがわかる。また、信が小春と母を仲直りさせようとしていたこともわかる…。
絶妙な緊張感が漂う中、彼らの気持ちをとどめたのは小春の子供たちの無邪気さだった。大人たちのいざこざも子供たちの前では影をひそめるようになる。
そして、みんなの気持ちをほぐしていく…。
前半は、シングルマザーの厳しい生活をまざまざと見せつけられる描写が続く。こんなになっても生活保護がもらえないの?と言いたくなるようなシーン。
でも、私が一番すごいと思ったのは、こんなに生活が苦しいというのに、小春は常に子供たちに優しいこと。私ならできるだろうか? たぶん、自分がつらいときに子供がぐずったりなんだりしたら、私ならたぶん怒鳴ったりしてしまう。優しくできないかもしれない。
いや、今ですら、そうだと思うと、自分の至らなさ、親としての未熟さを感じさせられるような気がした。
後半は壊れた家族が修復できるのか、難病の小春がどうなっていくのかが中心に描かれていた。
終わり方は希望が持てたし、よかったなと思った。
子役の子たちを含めて、みんな演技がうまくて、すごくよかったと思う。
ただ一つ腑に落ちなかったのは、医者(谷村美月)と役所の所員(三浦貴大)の夫婦が最後に離婚を選ぶところ。何とか3人でやり直す道はなかったのかなーと思うと、残念だった。
栞役の二階堂ふみ、すごくわからないキャラクターだった…。悪いと思っているのか、思っていないのかいまいちつかめない今時のキャラだった…。なんとなく宮崎あおいを連想させるのだけれど…似てない?
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