| 2013年06月13日(木) |
あと少し、もう少し 瀬尾まいこ |
  瀬尾まいこ 新潮社 2012
STORY: 毎年、駅伝の県大会まで進む市野中学校では、陸上部だけでは駅伝大会のメンバーが足りない。その上、これまで駅伝の指導をしてきた顧問が他中へ異動し、新しい顧問になったのは美術教師で…。
感想: 駅伝は、箱根駅伝を見るのは好きだ。けれど、走るという話になると、長距離走は好きではなく、子供時代からマラソン大会が大嫌いだった。
そんな自分からすると、ただのマラソンだと自己責任でいいが、駅伝となると仲間との襷リレーがあって、いつもなら弱音を吐いてもういいやとあきらめるところも、あきらめられない、全力を尽くさねばならないのが駅伝であると思う。
だからか、駅伝となると、ゴールと同時に(襷をつなぐと同時に)倒れこむ人が多いんだよね。
この作品は中学生の駅伝を描いた作品。前に読んだ三浦しをんの「風が強く吹いている」も駅伝だったけど、こちらは箱根駅伝を目指す大学生の話。中学生と大学生だとだいぶ雰囲気が違う。
でも、中学生なりの気持ちとかメンバー全員の気持ち(中学の駅伝なので、6人と少人数なのもあるのかもしれないが)が「風が強く〜」よりもよく理解できるというか、人物もわかりやすかったような気がする…。
中学時代のなんとなく甘酸っぱい感じがなんとなく思い出されるけれど、現代的な感じもある作品かな。
レースの展開がどうなるかというのも最後までぐいぐい引っ張る感じで、よかった。

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