感想メモ

2007年11月23日(金) ブレードランナー ファイナル・カット


 SF映画の大傑作だという『ブレードランナー』を夫に誘われて見に行く。正直、あまり見たいタイプの映画ではなく、しつこく誘われなければ見に行かなかったことだろう。

 この映画は1982年にオリジナル版が公開され、その10年後、『ディレクターズカット/最終版』が出され、そして今回25周年ということで、最新版の『ファイナル・カット』が出されたという経緯があるらしい。

 原作はフィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』である。これは私が大学生の頃、演劇サークルの人が上演していた覚えがある。タイトルを見ただけで、やっぱりあんまり見たくないな〜と思っていたのであった。

 そんなわけで、あまり気乗りがしないまま見に行ったのであるが、案の定、最初のうちは全く乗れず…。

 意味があまりにもわからなくて、場内の温かさもあって、すごく眠くなり、何のセリフもないシーンでは、一瞬眠りの世界に入っていた…。

 しかし、後半、物語が佳境に入ると、段々意味がわかってきて、最後には何を言いたいのかもちょっとわかって、なるほど〜と思ったのであった。

 ただし、途中、残虐シーンあり…なので、何も知らずに見に行かされた私は、うおおっと反応してしまったよ。見たくなかった…。

 夫より、色々とファンの間で解釈が分かれているのだという話を聞かされる。その最たるものが、デッカード(ハリソン・フォード)がレプリカントであるかどうか…なのだとか。

 聞かされて、私自身は否定的な意見なのだけれど…。

 25年前に作られたとは思えない、斬新な未来の映像(舞台は2019年のロサンゼルス)には、今見ても古臭さを全然感じさせないどころか、最近作られたものだと言われても、全く遜色ない。素晴らしい映像。82年当時に作られたなんて本当に思えない!

 へんてこな日本の看板やCMみたいなのがあったり、場末の感じ。そして、ちょっとモノクロっぽい感じで、雨が降り続く世界観は、当時終末観が流行っていたからなのかも…とも思う。このあたり、ちょっと『シン・シティ』を彷彿とさせるなーと思ったのだが、夫に「それって雨が降っていて暗いっていうのだけじゃないの?」と言われ…。

 うーむ。そうだろうか…。

 人間のために作られたアンドロイド(=レプリカント)の悲しみというものを最後に目の当たりにした。そして、もうそのような犠牲者を出さないために、ロイ(ルトガー・ハウアー)はアンドロイドの生みの親タイレル(ジョー・ターケル)に手をかけようとしたのだろう。

 最後の意味深なガフ(エドワード・ジェームス・オルモス)のセリフや一角獣の折り紙とともに、このあとのデッカードとレイチェル(ショーン・ヤング)の行方が気になる…。


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