2005年06月10日(金) |
これからはあるくのだ 角田光代 |
角田光代 文春文庫 2003
先日読んで面白かった『対岸の彼女』を書いた角田光代さんのエッセイ集。
読んでみて思ったけれど、変わった人なのかもしれない。だから、すべてにおいて共感できるというわけでもないし、そこまで面白くも思わないものも多かったのだけれど、共感できたものについてまとめてみる。
「人を喜ばせるプロフェッショナル」 こんな風に人を喜ばせられたらすごいなと思っった。
「記憶の食卓」 私も最近過去の記憶が曖昧になってきていて、先日も高校時代の友達と話したときに友達が言ったことに「そんなこと言ったっけ? したっけ? そうだったっけ?」と思ってしまったばかり。記憶違いってよくあることなのか・・・。
「透けていた」 こういう事態になったらかなり悲惨だ。
「才能なんて」 私も結構何かを始めるたびに、自分にはこういう隠された才能があったりして・・・と思ったものだったが、開花したものはないような気がする。
「歯医者通いで恐怖の日々」 私も歯医者が嫌いなので共感を覚えた。
「喧嘩上等」 私はあまりそういう場面に出くわすことがないので、びっくりした。
以上。
★角田光代のその他の本 ・『キッドナップ・ツアー』 →その感想ページ ・『対岸の彼女』 →その感想ページ
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