以前、読売新聞に連載形式でこのドラマの原作が掲載してあって、そのときも食い入るように読んだ。その原作がドラマ化されたということで、見ることにした。
原作とは設定が異なる部分も結構あったような気がしたが、アルコール依存症の恐ろしさは十分に理解できたと思う。これを見て自分は大丈夫だろうか?と思った人も多かったのではないだろうか。
主演の篠原涼子は確か歌手だったと思ったのだが、すごい女優っぷり。迫真の演技だった。髪の毛がきれいだなーと個人的に思った。また相手役の西島秀俊も抑えたいい演技をしていたような気がした。室井滋の女医っぷりが、どうも前に見た若年性アルツハイマーだかのドラマを連想させられてしまった。こういう格好が似合うのかもしれないけど、どうもワンパターンにはまっているような・・・。
とにかく壮絶な話だった。そして、依存症を断ち切るには非常な努力と家族の支えや愛情が必要なのだと思った。私が同じような立場だったら、結婚直後にこんなことがわかった場合にそのまま離婚しないでいられるだろうか?とちょっと思った。そうしなかった男の愛情がすごく深いなーと思った。
★原作は『溺れる人』
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