2004年07月23日(金) |
結婚の条件 小倉千加子 |
小倉千加子 朝日新聞社 2003
なぜ少子化や晩婚化が起こっているのかについて分析した本。
表紙がふざけた感じだったので、中身も軽いノリなのかと思ったらそんなことはなかった。大学で教えたりしている著者がどうして最近の日本では結婚をしない人が増えているのか、晩婚化、少子化などについて分析した、いたってまじめな本であった。いろいろ書いてあってうなずける部分もあれば、そうかな?と思う部分もあった。
若い世代は結婚するなら条件のいい人としたいと思い、そうでないのなら一生一人の方がいいと思っている。それは私もそうかなーと思う。実際独身時代はそう思っていた。けれど、実際に結婚する相手が出てくると、よっぽど自分の中でこれはまずいだろう・・・というようなことを相手がしない限りは、条件などどこかにいってしまうものだなーと思った。つまり、そういうインタビューに答えていた女性たちは、まだそういう人物に出会っていないからこそ好き勝手に言えるのではないかと思う。それは、最近そういう女性の心を動かせるだけのいい男というものが減っている・・・ということでもあるのだろうが。
こういう問題は難しくて、一言では片付かないのだろうけど、このまま行くと日本は滅びるとか・・・。という私も、まだ子供を作る気はなく、少子化に貢献している一人だったりするのだが・・・。
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