NHKの朝の連続ドラマでやっていた「ちゅらさん」の続編「ちゅらさん2」。9時15分からの45分で、全6回だった。
だいぶストーリーを忘れていたような気がするが、朝ドラでやっていたときはものすごく面白く感じられた。特に最初の方が素晴らしくよくて、また沖縄の底抜けの明るさ、能天気さに何となく晴れやかな気分になったりしたものだ。(沖縄って仕事しなくても生きていけそうな環境で少しうらやましいと思うときもあるけど、実際はどうなのだろう?)
その続編ということで見たわけだが・・・。よいところと悪いところと半々だったかもしれない。というか、以前よいと思っていたノリに私のほうがついていけなくなってきていたような感じもあった。あの頃はよいと思っていた能天気さ、コミカルさ・・・そういったものがすべて裏目に感じられてしまうというか。
「ちゅらさん」はもともと私のような肯定派と否定派の対立が結構あったようだ。当時、私はなぜ否定する人がいるのかよくわからなかったけど、確かに能天気でご都合主義すぎる、リアリティに欠けるといわれるとそうであるし、今回の私のようにそういうところが一度気になりだすと、なんだかのれなくなってしまうということはあるのかもしれないと思った。
今回の2は最初の方はまだよかったのだが、段々最後に行くにしたがってうん?と思うところが多かったような気もする。だが、時折やはり年上の人たちの含蓄のありそうな言葉があったりして、そういう部分は相変わらず嫌いではなかった。でも、あまりにも茶化したような構成になる部分では、ついていけなさを感じてしまった。特に「似ている」というところはもう飛ばしたくなったし・・・。せっかくのいい話なのだから敢えて受けねらいの構成にする必要はないわけで、もう少し落ち着いた作り方にしたらもっとよいものになったような気がした。
ということで、つまらなくはないが、だからといって、画面にかじりついてまで見たいとも思うようなものではなく、少し残念だった。やはり続編を作るのは難しいということなのかもしれない。「私の青空」の続編の方がこれに比べると数倍面白かったような気がする。
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