2002年03月04日(月) |
スイート・リトル・ベイビー 牧野修 |
角川ホラー文庫 1999
STORY: 話を説明するのがすごく難しいと思う。 かつて幼児虐待の経験を持つ主人公の女性は、今では保健婦として働き、ボランティアとして児童虐待の電話相談員をしている。 主人公は児童虐待の関係者と関わったことから、奇妙な事件に巻き込まれることになってしまい・・・。
感想: うーーん。とても感想が書きにくい。というか、終わり方がよくわからなかった。なんだか中途半端というかなんというか。 角川ホラー文庫ということで怖いのかと思っていたら、そこまで怖いものでもなかったけど、内容的に言うとファンタジー的傾向もあるかなと思う。 幼児虐待・児童虐待というテーマを元に面白い部分もあるのだけど、最後の持っていき方がいまいちだった。 もしやるなら、児童虐待なら虐待だけのテーマで作品を仕上げた方がよいかと思った。あえてファンタジーの部分を書く必要もあまりないような気も。 とはいえ、タイトルには関係しているかな・・・。 私的にはいまいちすっきりせず終わってしまい、なんだかがっかりだった。
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