ディーン・クーンツ作 天馬龍行訳 アカデミー出版 (1997)1998
STORY: 主人公は飛行機の墜落事故で妻子を亡くし絶望のどん底にいた。 事故から1年、墓参りに行くと、見知らぬ女性が墓石を写真に撮っていた。 その女性は何者かに追われていて、銃撃戦が始まる。 慌てて逃げ出した主人公だが、自分も尾行されていることに気づき・・・
感想: ディーン・クーンツはほぼすべての作品を読んでいるのだけれど、この本もすでに私にはあまり面白くは感じられなくなっていた。いや、面白くないわけではないけど、その探っていく謎という物がやっぱりなんだかなあというか、そんなことのために?という疑問をもってしまう類のことだったりするのもあり、ちょっと最後の方はしらけたかもしれない。 とはいえ、やはり妻子を亡くした悲しみとかそういう描写はすごくよくて、泣けるところもある。(そういえばこの設定はこの間の「十二番目の天使」と同じだわ) それにしても超訳って、どこが普通の訳と違うのだろう? この間読んだ「インテンシティ」もそうだったけど、大した違いを感じないのだけど。わざわざ超訳と書く必要があるのだろうか?
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