楓蔦黄屋
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2014年10月09日(木) |
ロリータちゃんに、俺はなる!〜行き先編〜 |
海賊王に、俺はなる!!
というわけで、「ロリータちゃんに、俺はなる!」企画レポート第二回。 今回は「行き先編」です。
単にロリータファッションに身を包みたいだけなら 家で着るか、もしくは原宿ラフォーレ地下だったかどこだったかのお金出してそういう体験ができるお店に行けばいいんですけど、 溢れる人波にたゆたってこその俺だ!ということで 自分で買ったものを着て、普通に街を練り歩くことは最初から決めてたんですが。
(※↑この一連のセンテンス、前回でも書きましたが今はちょこっと直してあります。お暇なら見直せ。)
たださ、街を歩くったって、お腹はすくじゃん。
まず喉は絶対乾くじゃん。それに絶対座って休みたくなるじゃん。
なるのよ。体力ねーから。
その場合、お店に入らないといけないわけじゃん。カフェとか、きっちゃてんに。
となると、コーヒーぶっかけられたりするかもしれないわけじゃん。
いやいやまあまあ、今となれば突飛な被害妄想だって言えますけど、 やる前はもう、ほんと怖かったからね。もうお、ほんっと。 絶対に不愉快に思う人がいるだろうし、その人が攻撃的な性格だったらもうアウトだなって。 せめてかけられるなら水でありますようにって願ったもん。色ついてたり熱湯だったりじゃなくて、無色透明のH2Oでどうかひとつ、つって。
そういや妊娠中も、外出するたび同じようなこと思ってたな。 「マタニティマーク見て『あ、妊婦だ!よし、こーろそ!』って奴に遭っちゃったらアウトだな」って。
なわけで、そのへんについても調べたんですけど。 ロリータちゃんってふだんどんな店入ってんのカシラ、って。
したらまあ当然ですが、 ロリータファッションしてたって普通にお店入って飲んだり食べたりするみたいですね。 ファストフードから小洒落たリストランテまで、そこらへんは気にしないみたいです。 そらそうか。
でもまあ、せっかくだから、ロリータファッションならでは的な場所に行ってみたいのが なんちゃってロリータ野郎のさもしいおのぼり願望。
で。
執事喫茶に行くことにした。
このね、「甘ロリといったらお嬢様、お嬢様といったらしーつーじ」っつう マジカルバナナ並みに安易な発想も、 本職のロリータちゃんが迷惑とするところのパブリックイメージな可能性大だと思うんですけど。
でもよー、ロリータちゃんになるなら、なんか演じたいじゃん。
カワイコちゃんブリたいじゃん。
容姿のマズさを立ち振る舞いでカバーしてみたいじゃん。
で、そういうイタい奴の受け皿になれる類の懐の深さを、 執事喫茶なら持ってくれてそうじゃん。 むしろそういう客すげえ慣れてそうじゃん。 っていうかそういう客がメインターゲットじゃん。たぶん。
あ、ちなみに執事喫茶っていうのは 「お屋敷にお帰りになったお嬢様を、専属執事がお茶とかでもてなす」というコンセプト喫茶で、 まあ言うなればメイド喫茶の執事版です。 メイド喫茶よりも数が少なく、また主な客層が20代〜30代の女性というだけあって ちょっと引くぐらいキャラと設定作り込んだ執事たちがお嬢様たちのお帰りをいつでもお待ちしてくれているよ。
有名なのは池袋にある、google検索結果で一番上に来るようなお店なんですが、 ここ、半月前の0時にPC前でスタンバイしてないと、土日の1人席はまず予約不可能という人気店。 2人席からならけっこう余裕で空いてるんですが、まあ熱狂的な常連さんが多いんでしょうね。 ググると「帰宅レポート」(※来店ではなくお屋敷へのご帰宅だから)をブログに書いているかたがけっこういらっしゃいますが、 「レポート 46帰宅目」なんて記事もあって、少々背中がザワつきました。
つーわけで、まあ、スタンバイしましたよ。半月前の0時にPC前で。
そしたらまーーーーー、繋がんねえ繋がんねえ(笑)。
カッコ笑っちゃうほど繋がんねえ。 宝塚オンラインチケット並みに繋がんねえ。なんだこれ。
この企画、涼しい、かつ、寒くならないうちにやりたかったんですよね。 なぜなら、ロリータファッションは、暑いから。 でも、コートなしじゃ、寒いから(さすがにコートまで買う余裕はなかった)。
この時期を半月逃すと、もしかしたら来年の春まで待たなきゃいけなくなるかもしれない。 ただでさえ勢いだけで敢行してるような企画なのに、 さらにまたひとつ歳を取ってからやるのは、ちょっとキツい。
半ば祈るような気持ちでF5更新を繰り返すうちに、 なんとか繋がって、予約完了。
ホッとひと息ついたのち、
じんわりと胸に広がるやっちまった感。
「 もう、戻れねえな…」 「本当に俺、あの服着て、あの店行くのかな…」 「あれ…夢?これ、夢?」
といったような、半ば茫然自失状態でした。
そうそう。 「準備編」で書き漏らしてましたが、ここに至るまでに ヘアメイクの練習も何度か積み重ねました。
「甘ロリのメイクはとにかく淡色で、平面的に」ってのが鉄則らしいですが そんな恐ろしい法則はとてもじゃないが間に受けられなかった。
ハデにしないと衣装に負ける、てのももちろんあったし、 何より万が一知ってる人に会っても、一発でバレない程度には加工したい。
あるんだよーこーいうときに限ってむかーしの職場の人にバッタリあったりすんの!
てなわけで アイラインとアイシャドウを駆使して、イメージを壊さない程度に 目だけは適度に立体感をつけさせてもらいましたよ。 つーけまつーけまつけまつけーして、人生初のカラコンも入れちゃったりして。 チークの入れ方は甘ロリメイク動画なんかを参考に、おてもやん的にこうまーるく広く。 唇はコンシーラーで消し+中央だけ口紅&グロスのバカ殿スタイル。
うんまあ、それでものっぺりした顔だけどな。 安達祐実みたいにはならないよ(無茶)。
髪型に関しては、金髪ヅラ等も検討しましたが、 高額な上にあまりにも他に使い道がないので却下。 せっかくぐりぐりパーマもあたってることなので、地毛で行くことにしました。
そして様々な髪型を試みた結果、 ツインテールを採用。
うさみみボンネットとあわせてダブルツインテだよ☆!
殴っていいよ。殴れ。殴ってくれ頼む。誰かこいつの目を覚まさせろ。
さて次回、とうとう「実行編」! 画像もいっぱい載っけちゃうぞー!ゾクゾクしながら待っててね!
楓蔦きなり
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