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■ 空が澄んでいて月も星もきれいな夜
2018年10月24日(水)
月末の予定を変更して 10月13日、14日で実家に帰った長男夫婦。
お義父さんは、人が来るとよく食べ、散歩もし、 無口な息子たちに代わって?! お義姉さんもゆっくりお義父さんに声をかけることができたと聞きました。
翌日からはまた食べられないとのこと。
それでも手を変え品を変え、お義母さんと三男は奮闘。 三男の誕生日や数日違いで長男の誕生日があり
今朝もおめでとう〜ありがとう〜の平和なやり取りがされていました。
それぞれいつもどおりの日常。
今日も日が暮れたな〜 と帰宅して家事に取りかかろうとしていた頃 仕事中のはずの夫から電話が。
・・・。
お義父さんの訃報だった。
あ、そうなんや。と普通に答えたあと、なんともいえない無の時間が流れる。
寂しさがどっと押し寄せて めちゃくちゃ頑張りはったよなぁ〜と ひとしきり涙が出るけれど、 私たちは生きるため夕食を準備しなくては。
いつもより少しだけ早めに帰宅した夫と 夕食後に洗濯物を干しながらしばらく空を眺めた。
普段は満月で明るい空の時はあまり星が見えないのに すごくよく見えて、とても素敵な空。
「お義父さん、いいなぁ〜。私もこんな空の日に天に逝きたいねん。」とつぶやいて、2人で小さく笑ってみた。
すごいよね。 後から聞くと、夕飯の席にいつもどおりに座り
汁物に少し口をつけてすぐ(もう、すまん食べれん)と手で制止する感じで、席を立って部屋から出ていったのだとか。
あら、お義父さんトイレかな?
くらいに思って、お義母さんが食事を続けていると
「おーい かあさん」と2回呼ぶ声がしたのだとか。
お義母さんも立ち座りもやっとこさなので、 呼ばれたからといって、駆けつけるわけではなく、 ゆっくりとトイレの方を見、あら居ないわと寝室へ。
「おとうさん、どうしたん?何かして欲しいん?」 あれこれお義母さんが声をかけるも、何かよくわからず、 そんなに急ぎじゃないのなら ごはん済ましてから来るわね〜と食堂を出る。
そして、三男が様子を見に行くと
え?息をしていない?! 焦ると脈もよくわからない 呼びかけても反応ない
あわてて往診してもらっている先生に電話をかけたつもりが、訪問看護のナースさんにかけてしまい、 駆けつけてくれたもよう。
最期を予感して 渾身の力でお義母さんを呼んだんだね。
まだ若輩者の自分にはとても真似できない生きざまを 見せて頂きました。
私もみんなに「あの人はすごかったね」と思ってもらえるよう、頑張りたいな
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