夕菜の日記
夕菜の日記
夕菜



 にいちゃんの思い出
2002年11月23日(土)

今日は、久しぶりに遠出して…
といっても電車で1時間半くらいですけどね(笑)

かな〜り長く遊んで、夜に帰ってきた不良一家です。

帰りの電車の中は…お昼寝をしなかった、ちびちゃんは即効で爆睡状態に入り…
びくともしない眠りのちびちゃんを抱っこする私に
道行く人が口々に「眠ってしまうと、大変なのよね〜経験あるわぁ〜」
と、声をかけてくれ、席を譲ってくれ、本当に人情を感じる私…。

でも、もっともっと人情を感じるのは、やっぱり
今日のおでかけに付き合ってくれた友人達です。

今日のおでかけってね…
単なる遊びのように見せかけて?!
にいちゃんにとっては結構、奥の深い意味をもつ外出だったりしたんですよ。

それはね…
私と元夫が離婚することが決定して、
あと数日で届けを提出するぞ…というラストの日曜日のこと。
最後の思い出づくりににいちゃんと二人で行かせて欲しい…と懇願されて
行くのを許可した思い出の場所。

もう、親権も私…と円満に成立したわけだし、
絶対ににいちゃんを惑わすような発言はしない…
ただ、思い出作らせて欲しい…と何度も言われて、
信用したいけど、信用できないし…とものすごく迷った思い出があるなぁ。

彼の気持ちが落ち着いている時なら、大丈夫かな?と思ってみたり…
でも…また、にいちゃんに私の悪口を吹き込んで、
「自分と暮らそう!」って説得にかかったりして、
にいちゃんの心を惑わすことにならないだろうか?!

怪しいな…。
思い出なんだったら、4人みんなで行こうか?!
どうせ、数年来の仮面夫婦だったんだし(笑)

あれこれ考えてね…
4人で行くことにしたんですよ。

なんかね〜考えるとおかしな話。
きっちりとはんこを押した用紙を保管しているのは私。
で、幼稚園の段取りとか、引越しの手配とかあれこれあるから、
数日後に提出して、その日のうちに家を後にしますから!って
数日後には出るのかぁ…と思いながら、日常生活を送っていたんですからね。
さすがに、ラスト2日くらいは、実家の母に泊まりにきてもらいましたっけ(-_-;)

おっと、話を戻して…
その日曜日の朝、ちびちゃんが、高熱を出してしまって行けなくなったの。
それでね…しぶしぶ、にいちゃんと元夫が二人だけで、
にいちゃんにとって、初めての場所へ遊びに行ったってわけ。

結局、そのときにね〜
やっぱり予想通りに、「ホントはとうさんと暮らしたいやろ?」
「とうさんは何でも買ってやれるし、楽しいよ!」などなど、
子どもの気持ちも考えずに、あれこれと口にしたんですよね。

毅然と「かあさんと暮らす」って貫き通したにいちゃんでしたけどね。

これでもう、私の中では離婚したあとに
子ども達とこの人が円満に面会なんて絶対にありえないわ!!無理だな。
離婚成立したら一生、会わすことはないな。
口だけやん?
ホントに、自分のことしか考えてないやん?

と、憤りを感じたものでした。

にいちゃんは、私と暮らすことが決まったときにね…

とうさんが、ひどいことする時があるし、
もう、かあさんのことは好きじゃない気がするし、
かあさんがかわいそうだから、離れた方がいいと思う。
僕もちびも、かあさんとだったら、どんなところにでも、行く。
だけど…とうさん、1人だったら、かわいそうだし、ごはんどうするのか心配…

みたいなことを言ってんですよね。
5歳になりたてのときですわ。

しっかり考えてましたよね。
にいちゃんって、かなり、しんどい思いをいっぱいしてきたんだろうねぇ。
絶えず大人の顔色を見て育ってきてしまったからかな
今でもものすごく、私の顔色を見て自分を押さえてしまうことが多いんですよ。
でも…そういうことをされると、ものすごくイライラする私。

自分ですごく嫌になりますね。

押さえ込まずに、出せばいいのに!!ってイライラしてもしょうがないし
余計に出せなくなるやん(笑)とは、思うんですよ〜。
でもね…私の気分しだいでは、ダメなんですよね。

以前はね…コマーシャルなどで、その場所が出たときに、
「あ!ここ、とうさんと行った〜!!」って言っていたにいちゃんだったのに
「あら〜そうなの?」(知ってるけどさ)とか
「ホントだねぇ〜。楽しかった?」(とってつけたようかしら?)なんて
言ってみたりしていた私でしたが、顔がひきつっていたりしたのでしょうか?!
だんだんね…
気を遣うのか、口にしかけてはとめるようになってきておりました。

楽しかった思い出まで、封じ込める必要はないと思うんですよね。

大人だって、恋愛して…破局を迎えた昔の恋人との別れを思い出すとき…
「ああ!最悪の人だった!!」ってすべてを封じ込めるわけではないですもんね。

普段は全然気にもとめないのだけど、
ちょっと関連する場所とかを思い出すときに、
いろいろあって、上手くいかなくなっちゃったけど、
まぁ…考えてみれば、楽しかったこともあれこれあったねぇ〜
今となっては、古いよき思い出って感じかなぁ〜

くらいにぼんやりと残っているのがいい感じでは?って思うわけです。

だから、きっとにいちゃんがとうさんを想う気持ちも
また、これとは違うものなのですが、
そんな感じになってくれればいいかなぁ?って漠然とは考えてたわけです。

今日ね…
そのにいちゃんと元夫の聖域のようになっている場所へ遊びに行ったにいちゃん。

はじめは、ピンと来てなかったようだったのね。
いや…わかっていたような気もするんだけど、私に対してはいえなかったのかな。

電車の中で「今日、行くところのパンフレットだよ」って見たときに
お連れの友人に「あ!ここ、とうさんと…」って初めて言って、

現地でもときどき「とうさんと前に来たときに…」と私にではなくて
必ず友人に言って…
で、だんだんと疲れたきげんの悪い顔になってきました。
まぁ…暑かったし、歩きつかれたからそんなものかもしれないけどね。

やっぱり、思い出すものがあったのかな。
いろいろと整理しきれない思いもでてきたのかもしれないな…
でも、私としてはやっぱり見てて、いい気分じゃないんだなぁ(>_<)
疲れ果てたような顔をして…
楽しくなかった…とか言われると、キレそうでしたな(笑)

ああ…友人たち、いてくれて助かった〜。

でもね…にいちゃんも帰りの電車の中で、20分ほど眠ったら
すっきりしたこともあって、ちびちゃんが爆睡している間にゆっくりと
いろいろと話ができたんだけどね。

すごくふっきれました。

やっぱり、とうさんと来たことをすごく考えてたらしい。
そして「前にとうさんと来た時のほうが、楽しかったの?」って聞いてやるとね


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なんですって。

なんかね、これ、聞けただけで嬉しかったな。
ちゃんと自分の中で、整理できつつあるんかな?って思ってね。

そうそう。
私だって、結婚決めたときには、好きだったから、結婚したんだもん。
なんか、その思い…思い出の一ページとして上手く残るような気がしてきて、
今日一日がとっても有意義に思えた私でした。

しかし…
今日はね〜9時半ごろ家を出て、家に帰りついたのも21時半。
12時間も出かけてました(笑)

ホント、長時間おつきあいいただいた友人には感謝感激です。

でもね…にいちゃん「今度はSの方へこのメンバーで行こうね!」と
にこやかに決めちゃっておりますので、またよろしくね〜(^O^)


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