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普通の日記

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2006年05月21日(日)
お茶三昧

京都出張2日目の今日は5時起き。
6時20分に京都駅で人を見送ってから駅構内を探検してみたけど1番早くモーニングを始めるお店が6時半。
まだまだ駅は寝てる時間なんだなぁって思いながらホテルに戻って私も仮眠しちゃったし。
で、去年の出張同様に今年も目的地はお煎茶の総本山。
昨日は途中で雨が降ったって言ってたけど今日は絶好のお茶会日和。
しかも昨日の雨が幸いして新緑の美しさが半端じゃない。
待ち合わせた宗匠と合流すると今年もお茶席を何席もはしご。
さすがに初陣を飾った去年よりは段取りを分かってるはずなんだけど
奥が深い伝統文化の世界だから付け焼刃じゃ敵わない。
とりあえず和菓子で気持ち悪くなるなんてことだけは避けなくちゃ。
幸いな事に去年と違って天気に恵まれたけど野点なんて暑いほど。
最初にお邪魔した野点のお席の冷えた和菓子はゼリーみたいで美味しく感じたし。
去年は会場入りしていきなり30分ほどの式典に列席しちゃったけど
今回は最初にお茶席ってのが作戦的にはよかったみたい。
駆け足になっちゃうけど野点の次は爽やかな5月の風が抜ける素敵なお部屋に。
お寺の中のほとんどの施設をお茶席に使えるのはやっぱりお煎茶ならでは。
お道具とかお軸の説明なんかもあっておもてなしの心が伝わってくるし。
2席を終えて昨年同様お献茶式に列席。
持ち回りでの献茶だからその流派にとっては約20年に1回ってそれはそれは大変なイベントなんだって。
流派毎に趣向も違うんだけど今日の担当者は去年お茶席でご一緒した宗匠で
小学生のお嬢さんもご一緒だしお席には情熱の赤いバラが配置されてるし。
お弟子さん達も地元から大勢応援に駆けつけてるけどそれがまた緊張を誘うみたいだし。
終わって開放から解き放たれた時の宗匠の顔ったら別人みたいだったもん。
興味本位で見てた去年と違って見てる私にも多少の余裕があったってことかな。
お献茶が終わると再びお茶席巡り。
さすがに今年は和菓子のセーブの仕方もマスターして懐紙に包んで後ほどポイ。
お昼を挟んで結局5つのお茶席にお邪魔して美味しいお煎茶を味わうことができたし
我ながら成長したぞーって思っちゃった。
で、今回の出張に際して部長から新茶調達を命じられてた私。
でも参道に並ぶお茶関係のお店の中に宗匠御用達のお茶問屋さんがあったんだよねぇ。
宗匠の案内でお茶購入に行ったおかげで部署と自宅へのお土産は格安調達。
帰りの電車で名古屋から来たお婆ちゃんのお喋り攻撃にあった以外は無事な京都出張でした。