宿題

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2003年07月10日(木) バカの壁/養老猛司
その後、自分で1年考えて出てきた結論は、

「知るということは根本的にガンの告知だ」ということでした。

学生には、

「君たちだってガンになることがある。
 
ガンになって、治療法がなくて、あと半年の命と言われることがある。
 
そうしたら、あそこで咲いている桜は違って見えるだろう」

と話してみます。

この話は非常にわかり易いようで、学生にも通じる。

それぐらいのイマジネーションは彼らだって持っている。


その桜が違って見えた段階で、

去年までどういう思いであの桜を見ていたかを考えてみろ。

だぶん、思い出せない。

では、桜が変わったか。そうではない。

それは自分が変わったということに過ぎない。

知ることというのはそういうことなんです。


知ることというのは、自分がガラッと変わることです。

したがって、世界がまったく変わってしまう。

それが昨日までと殆ど同じ世界でも。


★バカの壁/養老猛司★



■自分で読んだわけではなくて、博士の悪童日記から。

マリ |MAIL






















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