米紙、ウォールストリート・ジャーナルの記者が、ボブ・ディランのアルバム 「ラブ・アンド・セフト」に佐賀さんの著作「浅草博徒一代」からの無断借用があるとして、 5曲に計12カ所あるという借用部分の「対照表」を佐賀さんにメールで送信。 「これだけの偶然はあり得ない。感想は?」と質問したところ。
『そういう(世界的に有名な)シンガーに引用されたのならうれしい。非常に名誉なこと』
◇
「アメリカだと普通は訴訟になる。考えているか?」 と記者からは提訴を促しているとも受け取れる質問をされたが。
『そういうつもりは全くない』
『日本では絶版でもう手に入らない作品を、ディランさんが読んでくれて、 詞に書いて素晴らしい歌になったのは非常にうれしい。 それで大勢の人が楽しむことができれば本望です』
◇
ディランの歌を聴いたことがなかった佐賀さんは、 「ラブ・アンド・セフト」や初期の作品など計3枚のCDを購入。
『声も曲調も、そして詞も非常にいい。円熟した歌手ですね』
『「浅草博徒一代」も、愛とアウトサイダーが二つの柱。 双方とも悲しみ、孤独、恋のやりとりがしみじみ語られている』
★無断借用疑惑について/佐賀純一★
■記事を読んだときはおかしかったのに、書き抜いて見たら、 なんかちょっと違ってしまった気も。不思議。
|