飛行機というのは空気を騙しながらその上を飛んでいるのであり、
機体が大きくなればなるほどその騙すウソもどんどん大きくなる。
いつかはそのウソのバレるときがくる。
もう現在のジャンボジェット機などは、そのウソツキの限界にあるのではないだろうか。
いや機体が大きくなれば、その分だけ翼やエンジンを大きくすれば同じことだという人もいるだろう。
だけどはたしてそうだろうか。
ウソをつく相手の空気にも限界はある。地球の大気は無限ではないのだ。
だから飛行機の大きさにも限界がある。
仮に翼やエンジンをどんどん大きくしていって、日本列島と同じくらいの長さの飛行機を作った場合、
それは空を飛べるのだろうか。
いやいやもっと大きくして、地球の直径よりも長い翼の飛行機を建造したとして、
それは地球の青空を飛べるだろうか。
そんな大ウソがいつまでもつけるはずがない。空気だってそれほどバカではない。
★少年とオブジェ/尾辻克彦★
■ブックオフで、そうだ武田百合子さんの本てあるのかな、 と思って探してみたのですが、なくて、 まあそうだろうなと家に帰ったら、その日に買った中のこの本の解説が 武田百合子さんで、もうぎゃー!っとなりました。
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