hikachi's Diary
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2003年12月06日(土) 夫婦喧嘩

うちの実家にはFAXがない。
・・・なので、時々、父の友達から、我が家にFAXが届くことがある。
昨日実家に行くと、父が
「友達からFAXが来ているかも知れないから
 次に来るとき持って来て」と言った。

家に帰ると、届いていなかった。
私の寝る直前に帰宅した主人に
「ねえ、FAX来なかった?」と聞いてみた。
「・・・来てた。」
あ、来てたんだ。と思うや否や、
「何だよ、間違いだと思ってムカついて捨てたぞ。」

え?え??
一瞬呆然とした私に、いきなり怒声が。
「そういうことは前もって言っといてくれないと!」
はい?そこで何故怒鳴る?
「・・・そんなこと言ったって、私だってさっき聞いたんだもん・・・」
続けて怒る、彼。
「何で急にそういうことすんだよ、聞いてないから捨てちまったよ!」
私は・・・ごめん、と謝りかけて、思い直した。

違う。ここは謝っちゃだめだ。私は別に悪くない!

「そんなの、いくら聞いてないからって、
 いきなり捨てちゃわないでよ、捨てる前に聞くのが常識でしょう!
 あなた一人で暮らしてるわけじゃないんだよ、
 家族がいるんだからね!」

恐らく彼は相当カッカしていたが
とにかくそれ以上異を唱えず黙ったので、
たぶん、私が勝ったのだろう(^^;
それにしても、絶対謝らないのが、彼である。

うちの夫はこういう人だ。
以前も何度か、同種のトラブルが起こっている。
一度は、私が、人から頼まれて、あるクレジットカードに夫名義で申し込んだとき。
私の留守のとき、カード会社から申し込み確認の電話が入った。
電話口で、カード会社の人を怒鳴り付けて
「俺の個人情報どこで盗みやがったんだ?」と言ったらしい(ーー;
そりゃ、いいそびれてた私も悪かったが、何も怒鳴ることはないじゃないか?

また、別のとき、私が通信販売で頼んだ荷物が届き、
彼は宅配便の人を追い返そうとしたらしい。
そりゃ、言わなかった私も悪かったが、
何も代引きで来たわけじゃないんだから
追い返さなくてもよかろう・・・。

警戒心が強いのは結構だが、自分に覚えがないとき、
「確認する」のでなく「頭ごなしに決めつける」のが彼の欠点だと思う。

他にも、インターネットの接続が一時的にできなかったとき、
サポートセンターに怒鳴り込みの電話をしたり、
もっと遡れば、自衛隊の航空訓練でうるさかったとき
わざわざ自衛隊に苦情電話をかけたり、
近所の主婦が年中子供を怒鳴っているのを聞きつけて
児童相談所に「幼児虐待じゃないか」と通報したり、
夜中に高校生くらいの子供が公園で騒いでいたら
警察に通報したり、etc・・・。

(ああ、愚痴っているなあ。
読者のみなさん、そして神様、ごめんなさい(ーー;)

たったそれだけのことで、
すっかり眠気が醒めてしまった。
疲れきっている金曜日の夜だったのに。

それでも夫とそれ以上話す気にはなれなかったので
そのまま布団にもぐり込んだ。

しかし、眠れない。
そう、私もけっして、口で言うほど強くないのだ。

『しかし今は、あなたがたも、すべてこれらのこと、
 すなわち、怒り、憤り、悪意、そしり、
 あなたがたの口から出る恥ずべきことばを、
 捨ててしまいなさい。』
(コロサイ2章8節)

嫌なときに、嫌なみことばが思い浮かんだ。
そして、やっぱり少し、泣けてきた。

襖を隔てた隣室で、夫は安い焼酎を飲んでいた。
心中は不明である。


同日の過去の日記

2002年12月06日(金) 連日休み


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