hikachi's Diary
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うちの実家にはFAXがない。 ・・・なので、時々、父の友達から、我が家にFAXが届くことがある。 昨日実家に行くと、父が 「友達からFAXが来ているかも知れないから 次に来るとき持って来て」と言った。
家に帰ると、届いていなかった。 私の寝る直前に帰宅した主人に 「ねえ、FAX来なかった?」と聞いてみた。 「・・・来てた。」 あ、来てたんだ。と思うや否や、 「何だよ、間違いだと思ってムカついて捨てたぞ。」
え?え?? 一瞬呆然とした私に、いきなり怒声が。 「そういうことは前もって言っといてくれないと!」 はい?そこで何故怒鳴る? 「・・・そんなこと言ったって、私だってさっき聞いたんだもん・・・」 続けて怒る、彼。 「何で急にそういうことすんだよ、聞いてないから捨てちまったよ!」 私は・・・ごめん、と謝りかけて、思い直した。
違う。ここは謝っちゃだめだ。私は別に悪くない!
「そんなの、いくら聞いてないからって、 いきなり捨てちゃわないでよ、捨てる前に聞くのが常識でしょう! あなた一人で暮らしてるわけじゃないんだよ、 家族がいるんだからね!」
恐らく彼は相当カッカしていたが とにかくそれ以上異を唱えず黙ったので、 たぶん、私が勝ったのだろう(^^; それにしても、絶対謝らないのが、彼である。
うちの夫はこういう人だ。 以前も何度か、同種のトラブルが起こっている。 一度は、私が、人から頼まれて、あるクレジットカードに夫名義で申し込んだとき。 私の留守のとき、カード会社から申し込み確認の電話が入った。 電話口で、カード会社の人を怒鳴り付けて 「俺の個人情報どこで盗みやがったんだ?」と言ったらしい(ーー; そりゃ、いいそびれてた私も悪かったが、何も怒鳴ることはないじゃないか?
また、別のとき、私が通信販売で頼んだ荷物が届き、 彼は宅配便の人を追い返そうとしたらしい。 そりゃ、言わなかった私も悪かったが、 何も代引きで来たわけじゃないんだから 追い返さなくてもよかろう・・・。
警戒心が強いのは結構だが、自分に覚えがないとき、 「確認する」のでなく「頭ごなしに決めつける」のが彼の欠点だと思う。
他にも、インターネットの接続が一時的にできなかったとき、 サポートセンターに怒鳴り込みの電話をしたり、 もっと遡れば、自衛隊の航空訓練でうるさかったとき わざわざ自衛隊に苦情電話をかけたり、 近所の主婦が年中子供を怒鳴っているのを聞きつけて 児童相談所に「幼児虐待じゃないか」と通報したり、 夜中に高校生くらいの子供が公園で騒いでいたら 警察に通報したり、etc・・・。
(ああ、愚痴っているなあ。 読者のみなさん、そして神様、ごめんなさい(ーー;)
たったそれだけのことで、 すっかり眠気が醒めてしまった。 疲れきっている金曜日の夜だったのに。
それでも夫とそれ以上話す気にはなれなかったので そのまま布団にもぐり込んだ。
しかし、眠れない。 そう、私もけっして、口で言うほど強くないのだ。
『しかし今は、あなたがたも、すべてこれらのこと、 すなわち、怒り、憤り、悪意、そしり、 あなたがたの口から出る恥ずべきことばを、 捨ててしまいなさい。』(コロサイ2章8節)
嫌なときに、嫌なみことばが思い浮かんだ。 そして、やっぱり少し、泣けてきた。
襖を隔てた隣室で、夫は安い焼酎を飲んでいた。 心中は不明である。
同日の過去の日記
2002年12月06日(金) 連日休み
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