左近日記
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2002年08月11日(日) なんにもしないで このままで

こんばんわ、藤原左近です。
世間様はお盆ですねぇ。
テレビのニュースでもお盆の帰省ラッシュ。
ワタシの同級生も帰ってきてまして、久しぶりに旧交などあたためておりました。



お休みなので、おでぃともお休み。
先日のおでぃとがあまりによかったので、ちょっと性欲もお休み気味です。



というわけで、だらだらと更新してもなんなので、
ちょっと毛色の変わった更新を。
昔々に書いたものなと。季節外れですな。



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友也が、自分の部屋にあそびにおいで、と言ってくれたのははじめてだった。
まだすこし寒い季節だったから、二人乗りのバイクで走った後はなおのこと寒くって、
かたかた歯を鳴らしながら友也はストーブをつける。



「・・・こっちおいで、あったまるよ」
あたしも友也も震えながら、服を着たままベッドにもぐりこんだ。
まるでこの世にお互いだけしかないみたいな感じで、
しっかり抱き合ってじっとしてた。



いつも足が冷たいあたしは、友也の足にするんとからませる。
「冷たいね」
「へへ、ごめん」
「いいけどね」



友也の呼吸を耳にきく。なんにもしないで、死ぬまでずっとこうしていたい。
だけどしばらくそうやっていて、少しずつあったまってくると、
友也は抱き合ってるだけじゃつまんなくなるらしくって。



このままでいられないんだね、とあたしはそおっと思って、
少しねむたくなってきたけれど、
それでも友也のシャツをたくしあげる。
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またのお越しをお待ちしております。
藤原左近でございました。


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